理系選択のホンネ
理系選択のホンネ
好奇心があればきっと大丈夫。
なぜ先輩たちは
理系を選んだの?

将来の夢や目標に向かって、理系への進学を決めた先輩たち。実は理系に進んだ先輩のなかでも「数学が苦手だった」「物理や化学が苦手だった」そんな苦労話をする人が決して少なくありません。

では、先輩たちはどんな目標をもって理系をめざしどのように苦手科目などと向き合ってきたのか。ここでは4人の在学生へのインタビューをもとに気になるそのへんのトコロを探ってみましょう。あなたがいま直面している進学や勉強の悩みにもつながるちょっとしたヒントが隠されているかもしれません。

R.Nさん
東洋大学 情報連携学部 情報連携学科 エンジニアリングコース4年
千葉県立柏中央高等学校出身
情報系の知識は
将来必ず役に立つ
もともと数学が好きで国語が苦手だったので、大学は理系の学部に進もうということだけは決めていました。そのなかで情報連携学部を選んだのは、プログラミングを学んでおけば将来必ず役立つだろうと考えたからです。社会に出た後ずっと働き続けていくためには、情報系の専門知識が武器になるのではと思いました。
高校時代の苦手分野は
化学の有機計算
化学が苦手でした。この科目は勉強に割く時間が少なかったこともあり、特に有機分野の計算問題ができませんでした。今思えば、根本的な考え方を理解しておらず、無機化学の学習ばかりしていたからだと思います。そこで、公式をただ覚えるのではなく、計算に至るまでの考え方を徹底的に理解できるように勉強して、何とか乗り越えることができました。
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A.Yさん
関東学院大学 理工学部 理工学科 生命科学コース4年
長野県上田染谷丘高等学校出身
苦手の化学を克服して
生命科学コースへ進学
中学生の頃から理科が好きでした。とりわけ生物の授業が楽しく、実験も面白かったので、高校でも理系を選びました。なかでも、生命科学分野は、私たちの生活に大きな影響を与えているので、この分野の知識をもっと深めたいと思い、1年次から生命科学が専攻できる本学を選びました。

理科系科目は得意でしたが、実は化学だけは構造式を覚えるのが苦手だったので、大学に入って授業についていけるかどうか不安がありました。心配しつつ授業を受けてみたら、初歩の知識からわかりやすく説明してもらえたので、安心しました。質問にも理解できるまで答えてもらえるので、好きな理系を選んで良かったと思っています。
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S.Tさん
福岡工業大学 工学部 生命環境化学科 4年
福岡県立戸畑高等学校出身
部活動での習慣が
「食」への興味に
陸上部に所属していた高校時代は、栄養管理や身体づくりも競技の一環。どんな食事を摂るか、その食事にどんな栄養素が含まれ、何カロリーあるのか。日常的に食事を気にかける習慣がついたことで、少しずつ食への興味が湧いてきました。そこから、将来は食品開発に携わりたいという思いが芽生え、大学で食品について研究することを決意しました。
部活引退後から猛追で
苦手に打ち勝つ
苦手だった数学を克服するため、部活引退後からは数学に集中!受験に必要な数I・数A・数IIなどが一冊にまとまった分厚い問題集をひたすら解いて、一つひとつ出来ないこと、分からないことを減らしていきました。部活を引退するまでは思うように勉強時間が取れなかったこともあり、引退してからは気持ちを切り替えて受験に集中できました。
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K.Sさん
早稲田大学 スポーツ科学部 スポーツ科学科 スポーツ医科学コース 2年
大阪府立北野高等学校出身
大好きなスポーツを
科学の視点で学びたい
小学生の頃から理系分野に興味があり、科学実験教室に通ったりしていたので、漠然と将来は理系に進むつもりでいました。高校では陸上部に所属して中距離を走っていました。中学からの怪我の経験に加え、陸上部顧問の先生がその分野にお詳しく、ご指導いただいた中でスポーツ科学に興味を持ち、さらに理系への興味が深まりました。
基礎重視の勉強法で
遅れを取り戻す
高校では部活に熱中するあまり、勉強する時間がとれず、授業の進度が早い理系科目、特に数学についていくことが難しくなりました。幸い理系が好きなので苦手意識は持たなかったですし、数学も基礎に戻って問題集に一からきちんと取り組むことで、受験に対応できました。現在は、分子生物学の奥深さにワクワクしながら学んでいます。
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