「自分の個性が活かせる入試」を選ぼう
入学試験の基礎知識

「自分の個性が活かせる入試」を選ぼう
入学試験の基礎知識

頑張ってきた勉強の成果が試される大学受験ですが、2021年4月の入学者から新たな形式で実施されています。ここでは受験のおおまかな基礎知識から、その変更点について覚えていきましょう。
いろいろな方法がある
「入試形式」って何?
入試といってもその試験形式はさまざま。特に私立大学入試では、「共通テスト利用型」や「総合型」など聞き慣れない形式も多く活用されています。勉強を頑張るだけでなく、まずは入試形式の種類と内容について把握しましょう。
国公立の入試は
どうなっている?
これまで国公立大学は、大学入学共通テスト+大学個別の試験の合計で合否を決めるスタイルが一般的でした。ところがここ数年で変化が。総合型選抜と学校推薦型選抜の合計の割合は年々上昇し、2割を越える状況となっています。
主な入試形式の特徴
■一般選抜
学力テストを中心とする一般的な入試形式(国公立・一部私立では共通テストも受験)で、募集人数の割合が一番高め。科目数や得点配分などは、大学によってさまざまです。
■共通テスト利用型選抜
大学入学共通テストの得点を使用する形式で、大学ごとの個別試験を行わないことが一般的。共通テストの受験が必要な国公立志願者が私立を併願する場合などに便利です。
■学校推薦型選抜
私立大学で一般入試の次に多いのが、高校の推薦枠を活用する学校推薦型。在学中の成績や課外活動実績が重要で、面接やプレゼン、適性検査などを行う場合もあります。
■総合型選抜
書類審査+面接などで判定が行われる“学習意欲が問われる”形式です。大学ごとにその内容は多種多様で、厳しい出願要件や模擬授業への参加が求められる場合もあります。
遠くの大学もぐっと身近に
充実するオンラインでの大学リサーチ
新型コロナウイルスの感染拡大以後、多くの大学がオンラインによるオープンキャンパスや相談会を充実させています。足を運ぶことが難しかった遠方の大学を知るには、むしろ便利な環境が整ってきたのかも!その内容はキャンパスを疑似体験するだけでなく、先輩や教員と話をしたり、職員に個別で受験相談ができたりとさまざま。うまく活用して、志望校選びをスムーズに進めていきましょう。