理工系大学選びの基礎知識

文系と理系ってどう違う?

社会で求められるのは
文系・理系にこだわらない総合力

大学受験だけでなく、その後の将来に関わる文系・理系の選択。どちらを選ぶかは高校時代の大きな決断のひとつですが、その一方、最近では文系・理系の垣根を越えた総合力を持った人材に注目が集まってきています。自分は文系なのか?理系なのか?

その判断も大切ですが、文系・理系という枠で自分の興味・関心を縛り過ぎないよう、注意して考えていきましょう。

文系と理系って何が違う?

■受験科目の違い
皆さんも知っている通り、文系・理系では受験で使用する教科が変わってきます。ここで悩むのが、得意な科目を選ぶか、好きな科目を選ぶか。どちらが正しいという答えはありませんが、将来の目標を踏まえて考えましょう。

■大学生活の違い
「文系の方が楽そうでいいかな」とイメージで判断する前に、まずはオープンキャンパス等で先輩の話を聞いてみましょう。入学した大学や学部学科、さらには自分の行動次第で大学生活は大きく変わるものです。

理工系=ものづくりだけじゃない!
多様な分野で理工系のチカラが活用できます

理工系というと、機械工作や実験、パソコンを使ったソフト開発などのイメージが浮かびがち。もちろん機械、化学、情報などは理工系を代表する分野ですが、最近では技術の進化により理工系がカバーする分野が広がっています。まずは理工系の学びについて、調べてみましょう。思いがけず興味が沸く分野が見つかるかもしれません。

理工系大学選びの基礎知識
理工系大学選びの基礎知識

理工系志望でも文系科目は必要?

「私は理工系志望だから、国語や社会は勉強しなくてもいい」。受験の時点ではそうかもしれませんが、理工系の勉強をするために、卒業後に社会で活躍するためには、国語や社会も欠かせないスキルです。レポート作成や論文の読解では「国語」の能力が重要ですし、社会のニーズや課題を見つけるには「社会」への理解が欠かせません。文系・理系の区分で世界を狭めずに、多くのことにアンテナを広げておきましょう。

理工系志望でも文系科目は必要?

理系に向いているのはどんなタイプの人だろう

「文系向きの人・理系向きの人」といった話もありますが、はじめから“向き・不向き”を気にする必要はありません。大切なのは「その分野に興味が持てるか、将来の目標につながるか」ということ。下に3つの事例を挙げましたが、何より日々の勉強を頑張れることが大切。そのためにも志望する分野でどんな勉強をするのか、どんなキャリアをめざせるのか、などを理解してから大学選びを進めましょう。

小さいころから図鑑や実験が好き!

「知りたい」という欲求は、理工系を学ぶ上で重要なもの。また「実験・工作が好き!」というのも、理工系への進学動機として少なくない理由です。

自分で答えを出さないと気が済まない!

答えを教えられても、納得できないとモヤモヤする。自分で解決して初めて理解できる。「自力で解き明かしたい」という気持ちも、理工系に重要な素質のひとつ。

じっとしているよりも体を動かす方がいい!

ずっと机で勉強するより、外に出て、物を触って、チームで勉強したい。実験やフィールドワークの多い理工系なら、そんな思いも叶うはず。

数学や理科科目が苦手でも理系進学を諦める必要はありません

理系の大学生でも、数学が苦手、物理が苦手、という人は少なくありません。それでも彼らが理系分野に進んだのは、やっぱり「好き」だったから。得意科目の得点比率を高める入試方式など、苦手科目があっても受験しやすい環境ができてきました。諦める前に、まずは入試方式などを調べてみましょう。

学習サポートの充実により、安心して学べる大学が増えています!

「入試を乗り越えても、入学後に苦手科目で苦労するんじゃ……」。そんな学生をサポートする取り組みが、大学で増加しています。一人で無理に頑張るのではなく、大学のサポートをうまく活用するのが、より良いスタートを実現するポイントです。

■学生サポートセンター
先輩学生や教職員が勉強や生活面でアドバイスをくれる施設。放課後に気軽に立ち寄れる自習室/談話室のような雰囲気です。

■個別相談・個別指導
人前ではなかなか悩みを相談できない。そんな学生向けに多くの大学で個別相談への対応を行っています。