理工系の学びと就職

たくさんの実験とレポート。
理工系は文系よりも勉強が大変?

「理工系は文系に比べて自由な時間が少ない」。このイメージは確かに間違ってはいません。理工系は履修授業数が多くなる傾向にあり、実験やレポート作成など手間のかかる勉強が多いことが、その理由と言えるでしょう。しかしそんな中でも多くの先輩が時間をつくって、勉強以外の経験や人との出会いを重ねています。これを「忙しい」と感じるか、「充実している」と感じるかは、あなた次第です。

理工系はサークルやアルバイトに不向き?

文系学生に比べると時間が限られるため、その使い方は大学生活の大切なポイント。理工系だからサークル活動やアルバイトができない、というのはちょっと大げさかも。忙しいなかで時間をつくるスキルが身につくのも、理工系のメリットかもしれません。

理工系の学びの中心は研究室での研究活動

理工系分野では3~4年次の頃に研究室に所属し、担当教員のもとで個人やチームでの研究に取り組みます。課題設定から実験、論文作成に取り組む研究活動はまさに理工系の学びのメインイベント!常に仲間が集まる研究室の雰囲気は、文系では味わえない一体感です。


大学3~4年の研究

担当教員とともに定めたテーマに基づいて、実験を重ねて論文作成に取り組みます。大学によっては早期に研究室に所属できることもあります。

大学院
進学

大学院での研究

大学院ではより専門的な研究に着手。国内外の学会で論文発表を行う機会もあるので、英語力の向上にもつながります。

研究室はどうやって選ぶ?

ひとつの学科内でも専門分野ごとに複数存在する研究室。どこを選ぶかは、3~4年次の学びを決めるポイントです。興味のある分野から選ぶのが基本ですが、なかには面白かった授業の担当教員や教員の人柄から研究室を選ぶ学生も。大学のWebサイトで研究室情報が見れるので、入学前からめざす研究室を決めておく、むしろ研究室から大学を選ぶというのも、大学選びの方法のひとつです。

学習環境や研究内容など
自分なりの大学選びのポイントを考えてみよう

挑戦したい分野が見えてきた、その分野が学べる大学もいくつかピックアップできた。では、そこから第1志望を選ぶにはどうしたらいいのか。実は意外と多いのが「家から近い」「偏差値的に受けやすかった」といった理由です。けれど最後の決め手がそれでは、少しもったいないかも。自分なりの大学選びの「優先ポイント」を探してみましょう。

理工系の大学を選ぶためのこんな見方

■興味のある研究
あの先生から学びたい、この研究はここでしかできない。これらも大学選びの立派な理由です。

■きれいなキャンパス・施設
研究設備や学習施設の充実ぶりは、日々の勉強に大きく関わってきます。

■大学を代表する分野
機械系が強い、建築分野で有名、など大学によっては“強い分野”を持つ大学もあります。

■就職や勉強のサポート体制
学生サポートが充実している大学ならば、不安なく進学することができますね。

企業からのニーズが高い理工系人材。
研究・開発職をめざすなら大学院も視野に

理系人材に対する企業ニーズが高いのは左のデータが示す通り。これはそもそも理系の人材が少ないこと、高い専門性が評価されることなどが主な理由です。なお研究・開発職など高度なキャリアをめざすならば大学院卒が条件となる場合も。4年間で就職するか・進学するかの決断も、キャリアを決める重要なポイントです。

理工系なら資格をとるべき?

理工系が就職に強いもうひとつの理由が、有資格者が多いこと。専門職をめざす学部学科では、全員が資格取得をめざすケースも。それ以外の学部学科でも、資格は必ず就職活動の武器になるはずです。